【ハーブのいろは】ハーブに含まれる成分

ハーブと健康科学:①ハーブに含まれる成分

はたらく細胞BLACKを観て、若き日のブラックな毎日を思い出し号泣してしまう…。
どうも、百草本店のもり蔵です。

さてさて、前回(メディカルハーブのポジション)少し述べたのですが、漢方薬で使用される植物をメディカルハーブでも使用しているのです。
ではこの二者、何が違うのでしょうか?

それは、ずばり「薬」か否か。

漢方薬は、漢方医学という医学的根拠に基づいて調合される「薬」です。
一方、メディカルハーブは「薬」ではありません。

ただ、双方とも、人間の身体を健康に保つための「自然治癒力」を高め・助ける有効な成分を含んだハーブを使用しています。
手軽さが違うのです。

では、その「有効な成分」っていったいなんなのでしょうか?
ご紹介いたします!

植物化学ーフェイトケミカル

メディカルハーブを語る時に必ず使われるワード「有効な成分」とは、この植物化学成分のことなのです。

植物も、自らの命を生き長らえさせるために様々な工夫を凝らしています。
例えば、苦みのある成分は害虫を遠ざけ、色素成分は紫外線から身を守ります。

それら植物が持つ物質が、私たち人間の健康を支える役割をも担ってくれるということなのです。

主な成分グループ

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会は、植物化学成分を大きく次の8つに分類しています。

さらに、これらの成分は

水溶性(水に溶けやすい):お茶などで煮出すと有効
脂溶性(油に溶けやすい):チンキや植物油として有効

に分けられます。
ハーブそれぞれが持つ特性を理解すると、

 ・どのハーブが
 ・どのような有効成分を含み
 ・どうやって使うと効率的か


が良く理解できると思います。
もり蔵も勉強の最中でございます。

よくみる機能成分5選!

たくさんある植物化学成分ですが、その中でもよく目にするものを5つご紹介します。

1)ビタミンC:脂質代謝、ホルモン生成、コラーゲンの合成、鉄の吸収に関わる
2)タンニン:抗酸化作用があり、増えすぎて有害となる活性酸素を除去する
3)フラボノイド:イソフラボンやアントシアニン、ポリフェノールなど…。抗酸化作用が強くアンチエイジング効果。
4)ミネラル:亜鉛や鉄、マグネシウムなど。骨を作ったり、筋肉や神経の働きを調整。
5)ペクチン:コレステロールを下げる働きなど。

本当に奥深いですよね。。。
ハーブ世界の深淵に飲み込まれてしまいそうです。。。

またお目にかかります。


もり蔵

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です