【ハーブのいろは】メディカルハーブのポジション
ハーブの歴史編:③メディカルハーブのポジション
人間と暮らすカワウソが川で遊ぶ動画をひたすら観て涼む毎日。
どうも、百草本店のもり蔵です。
そうそう、最近聞いたびっくりな話。
なんと256歳まで生きた人がいたというんです!
「李 青曇」という中国の方だそうで、1677年に生まれ1933年まで生きたという証拠があり、結構有名な方みたいです。
彼は、漢方医だったようで、その長寿の秘訣は毎日口にしていたクコの実やドクダミ、朝鮮人参といった自生植物(ハーブ)だったのではないかと言われています。
誠か嘘か……
夢のような話ではありますが、未知なる可能性にぞくぞくしてしまいます。
健康に良いとされている自然療法ってたくさんありますよね。
さて、今日は、そんな様々な自然療法をご紹介しつつ、メディカルハーブはどこにポジショニングしているのかご紹介します。
では、まずはこちら!どどんとご覧あれ。

こんな風になっています。
(結論を先に言うタイプです。)
自然療法ーナチュロパシー
これは代替医療の中でも、自然治癒力を高め身体を健康な状態・バランスに戻したり整えたりすることを目的とした療法です。
メディカルハーブもこれに含まれます。
キーワードは、
自然治癒力と、全体的(ホリスティック)な効果と言えるでしょう。
例えば、風邪をひいて熱が出ているとします。
《近代医学の場合》
解熱剤を処方。薬の力で熱を下げる。
《自然療法》
熱は体内で細菌やウィルスを駆逐するための反応だと考え、ハーブなどを使用して身体を温め発汗を促す。
違いは、「狙い撃ち!」か「ホリスティック!」かということかと思います。
これまでも述べてきましたが、近代医学は有効な成分を単一で狙い撃ちする一点集中型として発展してきました。
それとは対照的に、自然療法は身体全体のバランスをゆっくり時間をかけて元に戻すようなやり方です。
どちらが良いとか悪いとかそういう問題ではなく、双方の良いところを取り入れた「統合医療」が最強なのではともり蔵は考えます。
漢方薬とメディカルハーブ
冒頭でご紹介した図では、代替医療→自然療法→漢方薬と図示しています。
ただし、誤解してはいけないのは、漢方薬は漢方医学という理論を根拠に配合・調合された医薬品だということです。
上記の図でお示ししたかったのは、そんな漢方薬も植物などを利用して身体のバランスを整えることを目的とした自然療法だということなのです。
漢方薬で使用される植物は、メディカルハーブでも使用されます。
しかし、漢方薬で使用する部位(茎、花、根…)は厳密に定められており、骨や貝殻など動物性の原料も使用しています。
そういった意味でも、メディカルハーブとは一線を画していると言えるのです。
サプリメント以上医薬品未満
サプリメントのように、ぽっかり空いた少しの隙間を埋めるようなことはせず、自然と手を取って立ち上がらせてくれる。
だけど、医薬品ほどの特効性や強い成分はないので依存することはない。
その分、自然に寄り添える存在。
それがメディカルハーブなのです。
この魅力、少しでも多くの方に伝わればいいなと考えています。
もり蔵


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